徒然なるままに №497 時間

 

『狭い日本、そんなに急いで何処へ行く』

 

 

僕ら世代の人は、間違いなく覚えているであろう、昭和48年(1973年)の交通安全標語です。

 

当時『流行語大賞』があったなら間違いなく候補に挙がっていたでしょう^^

 

 

確かに、ここ日本は小さくて狭い島国です。

 

なのに、一部の農山村を除けば、これでもかって言うくらい、交通インフラは充実しています。

 

それでもなお、既存の飛行機・新幹線・高速道路では飽き足らず、もっと速くという欲望のもと、リニアや新規新幹線開業へ向けて血眼になっている方々もいらっしゃいます。

 

これ以上、時間を短縮してどうしたいのでしょう?(より早く、より便利にを否定するものではありません)

 

 

高度経済成長期に造られ、既に相応の時間が経過し老朽化が進んでいる社会インフラはそれこそ山のように存在します。

 

先述したリニアや新幹線もそうですが、オリンピックやカジノに万博等、新たな目玉事業に巨額の税金を投入するのではなく、もっと資金を配分すべきものは沢山あると思うのです。

 

 

なんだか『今だけ・金だけ・自分だけ』の風潮がどんどん加速しているような気がしてなりません。

 

 

 

ちょっと話がそれました。

 

 

 

僕等日本人は時間を守る人種だと言われます。

 

来日した諸外国の人たちは、地下鉄や電車等の定刻運行に驚愕するそうです。

 

 

 

職場にしても始業時間についてはかなり厳格に管理されています。

 

ほとんどの場合、遅れると叱責されます。

 

しかも定時出社はダメで、30分早く出社すると褒められたりします。

 

しかしながら未だ多くの組織において、終業時刻についてはズルズルでしょう(勿論、そうでない組織もあります)

 

終業時刻になって、そそくさと退勤しようものなら、まわりから冷たい視線を浴びたり嫌味を言われたりします。

 

 

見かたを変えれば、時間を守る国民性なんて嘘やろ!となりますよね。

 

 

 

個々人による違いはありますが、人生という時間は、いつかは必ず終わりの時を迎える事になります。

 

愛しい人や大切な人たちと過ごす時間は、運命に逆らってできる限り長く続いて欲しいものです。

 

 

 

“Cherish”
(1985年)
Kool & The Gang

“cherish your partner and make sure she/he knows how much you love her/him because she/he might be gone the next day”

 

オヤジK

 

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