コロナ禍における『新しい生活様式』とは少しばかり違うが、今年になって大きく変わったのがタバコをめぐる環境だ。私は喫煙歴およそ40年になるスーパーヘビー級愛煙家だ。
『百害あって一利無し』という人は多いが、私にとっては百害あっても二百利ぐらいはある。いやもっとかもしれない。とにかく美味しい。マズいと思うのは、ちょっと風邪気味の時ぐらいだ。
美味しさだけではない。癒し、ストレス解消という要素もある。これからも人様に迷惑をかけない範囲で楽しむつもりだ。
それにしても昨今の嫌煙ファッショはヒドいものだと思う。喫煙者はまるで社会悪・反社勢力みたいに扱われている。
今年4月からの法令改正で、飲食店は原則禁煙・ホテルの多くも全館禁煙にリニューアルした。中でもダメ、外でもダメだから不便で仕方ない。
そして10月からまたタバコが値上がりする。1箱500円超えは当たり前になった。私が少年だった頃は1箱150円~180円が普通だったから、およそ3倍の水準だ。
タバコだけが驚異的な値上がり率だ。ほぼ税金なのに大量に買っても誰からも感謝されない。
昨今のマスク警察やら自粛警察みたいな風潮と、現代の魔女狩りとも言える嫌煙ファッショがエスカレートしてきて、似たようなものを感じる。
少数派を排斥するヒステリックな運動がまるで正義かのように勘違いされているのは不快だし愚かだと思う。
タバコの有害性についてはこれでもかと言う程、あちこちで報道されているが、ちょっと待てと思っている。ニコチンが薬物であるという事に異論はないし、依存症問題も否定はしないが、もっと人体に影響がありそうなものを見落としていませんか?と。
それは『動く車両(車・電車等)全般』
クルマ大好きオヤジが何を言うか?というのは置いておくとして、現代社会特有の影響はないのか?と思っている。
交通量の多い幹線道路沿いに居を構えた事のある人ならわかると思うが、道路沿いの庭やバルコニーに洗濯物を一日中干したらどうなるか?
タイヤカス・ブレーキダスト(パッド・ディスクどちらも)は目に見えない粒子として空気中を舞っている。勿論呼吸をすることで誰もが知らぬ間に吸い込んでいる。(自動車等の排ガスについては幾度となく取り沙汰されているが・・・)
少し前に地下鉄駅構内の粒子状物質についての調査結果が公表されニュースとしても取り上げられたが、ほとんどの人は目にしていないし、気に留めてないだろう。
ただ、こういった車両運行時における人体への悪影響を指摘すると様々な分野にとてつもなく大きな負の影響を及ぼすので、そこには関心が向かぬようタバコがやり玉に挙げられているのでは?と思っている。
確かに、「あの匂いが・・・」「副流煙が・・・」とおっしゃる方がいるのはわかる。
依存症を指摘する声もあるが、であるなら『アルコール』についてはもっと糾弾されるべきだと思うし、タバコ同様CMも排除されるべきだ。またアルコール依存は即『人生終了』になるような事態を引き起こす可能性があるが、ニコチン中毒にそれはない(と思う)。
喫煙人口の減少と反比例するように、肺がん・肺気腫等呼吸器疾患の患者数は増えている。車の流通台数や新幹線・電車・地下鉄の運行本数の推移は皆さんご存知の通り。
もう少し冷静になって欲しいものだ。
しがない愛煙家の愚痴です。バッシングはご遠慮ください…
オヤジK
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