『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』
育成・マネージメント・管理職研修等でよく引用される【率先垂範】について語った『山本五十六』の有名な言葉です。
【率先垂範】については欠点や弊害にも気をつける必要がありますが、今回そのことは脇に置いておきます。
『トム・クルーズ』が映画撮影時に感染予防策を守らなかったクルーを叱責したと報じられています。
音声も公開されていますが、まさに烈火のごとく怒っています。
トム・クルーズ激怒、ソーシャル・ディスタンス守らなかったクルーを叱責
パンデミックのさなか大プロジェクトを率いるリーダーとして、さすがと思わせる発言です(大声でというのはどうかと思うけど)。
他方、この日本においてはどうでしょう?
あらゆる方面に痛みを伴う行動を呼びかけておきながら、自分たちはやれ会食・宴会・忘年会に興じておられるリーダーが多くいらっしゃいます。
しかも、またゴールポストを動かして、多人数の会食が一律ダメとは言っていない等と詭弁を展開していますし、あのお方は「国民の誤解を招くという意味では真摯に・・・」と、お得意の論点ずらし・責任転嫁です。
(「誤解した国民がうるさいので一応謝っておくが、僕らはなんら間違ったことはしていない」という理解でよろしいか?自称ガースー君)
トラベルについては様々なパターンがありますので、一律にダメとは思わないのですが、イートは流石にどうかと思います(特にアルコールを伴う多人数の場合)。
国のリーダーに限らず、名だたる企業や組織のリーダー達(僕らの先輩等)はやたらと会食を催したがる方が多いような気がします。
組織の中で偉くなっていくと、多方面の人たちと会食をしながら親交を深める事が仕事だと勘違いしている悪習も一因でしょう。
新しい生活様式なるものを最も受け入れがたい方々なのかもしれません。
冒頭に記した言葉には、相手に対して敬意を払わなければ、動いてはくれないという意味が含まれます。
この考え方は今の為政者に決定的に欠けている姿勢と思われますので、なんともしがたいのですが、いずれにしましても、自分たちは特別だ!等という意識は捨て、範を示していただければと思うわけです。
そういえば、改正健康なんちゃら法で一般喫煙者に不便を強いておいて、自分たちは規則を無視しどこぞで吸い放題しちゃってるなんて報道もありましたね。
ええ加減にせぇよ!! ったく
雪列車
(1982年)
前川清
作詞:糸井重里
作曲:坂本龍一
前川さんのソロデビュー曲です。
オヤジK
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