徒然なるままに №488 信頼関係

 

『新しい生活様式』とか『ニューノーマル』

 

最近は余り聴かれなくなりましたが、つい先日まで多くのメディアが取り上げ話題になっていました。

 

コロナ後の世界、変革の時代といった話です。

 

論じられていた内容については概ね賛同できるものも多かったのですが、それが現実的かどうかは、また違う話だろうと思います。

 

少なくとも僕等が生きている間は。

 

ネットの世界だけで何でも済ませられるかと言えば、それは否でしょう。

 

まず何よりデジタルではない人との関わり、そして信頼関係の構築が最も重要だというのは、昔も今もそしてこの先しばらくは同じだと思います。

 

以前、ある著名な実業家が「世界はコロナで変わったんじゃない。うわべだけのものが全部バレ、本質的なものが要求されるようになった」とおっしゃいました。

 

本質とは何か、どうやってアプローチするのか、それは対人関係(非デジタル)の積み上げにより育てられていくものだと考えます。

 

ここ数年デジタル世界の進歩は凄まじいものがあり、それ故、デジタル無敵(アナログ不要論)が台頭し、何でもできると思われがちですが、これにはとても危険で大きな落とし穴が待っていると思います。

 

デジタル(ネット)は非常に便利ですが、どんなに囲い込みをしても関係は希薄でしょう。絶対的な人間関係はそんな生半可なものでは生まれないと思います。

 

しかもネットの世界はまだまだ脆弱すぎます。なりすましやハッキングなど問題は山積しています。

 

今の為政者はデジタル推進を声高にアピールしていますが、既得権益と縦割り行政のスクラップなしでは絵に描いた餅でしょうし、表に出せない魂胆が透けて見えます。

 

いずれにしても『信頼関係とは、ひとつずつこつこつと築くもの』

 

これはこの先もずっと(少なくとも後数十年は)変わらないものだと思います。

 

 

これって、昭和オヤジの戯言でしょうか?

 

 

 

“Say Goodbye To Hollywood”
(1976年)
Billy Joel

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №370 池江さん

 

注:記事内における表現を一部書き換え、追記しました(2021年5月10日06時)

 

 

池江さん個人を応援する気持ちになんら変わりはありませんが、今日はちょっと冷めた目線で厳しいつぶやきを

 

 

彼女のSNSに「辞退して」「声をあげて」とお願いしたとかしないとか。

それに対して「温かく見守って」と答えた彼女。

 

私人として、ひとりのアスリートとしての彼女の考えは尊重しますが、今回の発言は少々残念でなりません。

 

 

戦時中囁かれたとされる「兵隊さんは戦地で頑張っているのだから、一般国民は我慢し黙って応援しろ」とほぼ同意ではないかとも受けとれます。

 

 

自ら望んだかどうかはわかりませんが、彼女はこのオリンピックの【広告塔】であり、いわば【公人】です。

 

今まで様々な形で、五輪アピールの発言や行動をとってきました。

その最たるものが、昨年7月に行われたこちらのパフォーマンスでしょう。

池江選手が朗読したメッセージ「逆境からはい上がっていく時には希望の力が必要」

 

 

こうした経緯を踏まえたうえで「私は何もできません」という【私人】サイドに立った発言は逃げに等しいですし、「見て見ぬふり」を受けの良い言葉で飾り立てたにすぎません。

 

一方、『新谷仁美』さんや『杉本早裕吏』さんは自分の言葉で勇気ある発言をしました。

新谷仁美、意識した五輪中止の声 16分もぶつけた強烈な持論「国民を無視できない」

 

新体操 主将・杉本早裕吏、IOCからのワクチン提供に言及「ありがたいが、国民の方々を優先していただきたい」

 

 

ツイッターやインスタ等の媒体を利用しているのであれば、批判的なものも含め様々な意見が寄せられるのは当然ですし、それが嫌なら退場すればいいだけの話です。

誹謗中傷や差別等を除けば、自由な発言が許される場所ですから、好意的な意見だけが寄せられると思っているのであれば、それは大きな勘違いです。

 

確かにまだ二十歳そこそこの大学生である彼女には重荷でしょうし、苦しむ気持ちもわからなくもありません。

 

ただ、今やオリンピックアスリートはある意味【公人】扱いですし、昨今の現状を鑑みるにアスリート個人へ非難の矛先が向かう事も充分予見できたはずです。

スポンサーや組織の縛りもあるでしょうが、少なくない国民の税金が投入されているイベントに関して、「努力するだけ」と言い切るのはいかがなものでしょう。

 

再発や重症化リスクを背負って尚、努力し続ける姿は賞賛に値しますし、自分達の事だけで精一杯というのも理解できます。

であるなら、金欲に駆られた者たちの翼賛活動ともとられかねない役回りは今後控える方がいいでしょう。(彼女が置かれている立場から考えると、難しい事は容易に想像できるのですが)

 

平時であればスルーされるであろうことも、非常時においては問題視される可能性を思慮すべきではないでしょうか。

 

但し、あくまでこのような事態を招いた責任は、関係各所のお偉方にあり、それは決して軽くはないと思う訳です。

 

 

(追記)

単なる私個人の憶測にすぎませんが、今回の騒動はD通を中心とした『アスリート可哀そう』ムーブメントを醸成させるための【猿芝居】ではないか?という疑念はぬぐい切れません。

 

 

今日は『ビリー・ジョエル』の誕生日
御年72歳

 

俺には俺の生き方があるんだよ!

放っておいてくれ!

 

“My Life”
(1978年)
Billy Joel

 

人の波に流さることなく、自らの信念に基づき生きていく事はとても大変ですが、余り尖りすぎると・・・

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №309 ありのまま

 

先日、とある美熟女さまが

 

「この歌、凄く刺さるのよ」

 

「お世辞を言ってくれる人はいるけれど、♪ずいぶん老けたねって今日も隣で笑うから♪なんて言ってくれる人なんていないわ」

 

と嘆いておられました。

 

素敵なご家族に囲まれとてもお幸せそうなのに?と思いましたが、女心は幾つになっても不思議の国の迷宮です。

 

 

三文小説
(2020年)
King Gnu

 

 

とても斬新で素晴らしい楽曲ですが、昭和オヤジの私にとって「ありのままの君がいい」というラブソングはやっぱりこの曲です。

 

“Just The Way You Are”
邦題:素顔のままで
(1977年)
Billy Joel

 

オヤジK

 

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