徒然なるままに №732 食べさせたがり

 

教えたがりや語りたがり等はジジババ世代の悪いクセだと思います。

 

 

望まれてもいないのにやたらとゴルフのスイングを指導したり、自分の成功体験なんかを披露したがる人を見かけますが、余りスマートとは言えないですよね。

 

 

でも、その気持ちはちょっぴり理解できるんですよ。

 

 

自分がウマいと思うものをやたらと食べさせたくなる『食べさせたがり』だから^^

 

 

これってある意味、教えたがり、語りたがりと似たようなものかもしれません。

 

 

ただ、甥っ子や姪っ子に、コレウマいぞと言って勧めてみるのですが、好みに合わなかったりしてイマイチ反応が良くない時は、少々残念な気持ちになる事もあります。

 

 

ですが、かれこれ10程前に甥っ子の就職祝いに、閉店した『中洲ちんや』へ行った時のことです。

 

 

「こんな美味しいすき焼きは初めて」と言いながらパクパクモグモグする姿は微笑ましかったですし、いっぱしの叔父さんを気取れてとても嬉しかったですね。

 

 

また、姪っ子が昭和レトロなカフェ巡りをしていると聞き、純喫茶 フラミンゴを紹介したところ、早速友人と出向いてくれたようです。

 

 

 

 

 

 

電話やメール等で直接やり取りをする事等ほぼ無い姪っ子から、感激した旨のお礼のメールをもらった時には、思わずにやけてしまいました。

 

 

「叔父さんはいろいろとウマいものに詳しいんだぜ!」等といった自慢モードではなく、ただただ単純に嬉しいんですよね。

 

 

また、お気に入りのお店やスウィーツ等を紹介すべく、知人・友人に手土産を持参する機会がありますが、社交辞令ではなく本気で喜ばれたり感激されたりするとめちゃくちゃ嬉しくなっちゃんうんですよ。

 

 

もしかしたらそういった感激のおかげで、私の存在がその人達の記憶に長く残るかもしれません。

 

 

だとしたら、子供のいない私にとっては生きてきた証を残したことになるのかな?なんておもったりwwwww

 

 

 

 

うどんや蕎麦にラーメンだって、知らない人には教えたくなるんです。

 

 

こちらは福岡市中央区大名にある、手打ち蕎麦やぶ金です。

 

 

 

福岡都市圏にある蕎麦の名店は幾つかありますが、最近リピートしている蕎麦屋です。

 

 

蕎麦のおいしさは勿論なのですが、是非味わってほしいのが『だし巻き』と『蕎麦湯』ですね。

 

 

 

 

それなりにグルメを自称する人も、これには感激すると思います。

 

 

先日知人と一緒に伺った際も、何度も「うまい、おいしい」と連呼されて、ウマいものは誰かとともに味わい、喜びを伝えていかないとダメだという思いを強く持ったのでした。

 

 

 

 

 

キザな役柄を演じても決して嫌味にならない、孤高の名優『田村正和』が亡くなって、もう3年。

 

 

早いな

 

オヤジK

 

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徒然なるままに №376 追悼 田村正和

 

お会いしたこともなければ、お見掛けした事すらありません。熱狂的なファンだったわけでもなく、振り返ると出演作品もさほど視聴していません。

 

にもかかわらず、自分でも驚くほどショックを受けています。

 

しかも、お亡くなりになられて既にひと月半を過ぎているという二重のショックに。

 

それ程までに深く、私の心に刻み込まれていた方だったのかもしれません。

 

 

世代によって、田村さんのイメージはそれぞれだと思うのですが、個人的に【眠り狂四郎】と言えば『市川雷蔵』さんでしたし、【古畑任三郎】もあまり好きにはなれず、【ニューヨーク恋物語】や『大原麗子』さん等と共演したシリアスなラブストーリーの田村さんが好きでした。

 

岸本加世子さんのインスタグラムより

 

 

「役柄に影響するから」と、昨今はやりのプライベートを切り売りしながら話題を振りまくようなことをせず、俳優業のみを全うされた正統派のスタアだったのではないでしょうか?

 

私が観た最後の作品は、およそ5年程前に放映された、松本清張ドラマスペシャル『地方紙を買う女』でした。

 

滑舌と声量の衰えが激しく、少なからず淋しさを感じた事が思い出されます。

 

後に「やり切った」「静かに死にたい」という発言が報じられていましましたが、ご自分なりに引き際の美学を貫かれたのでしょう。

 

キザな役柄を演じても決して嫌味にならない、文字通りのダンディー・伊達男・色男を演じた孤高の名優だったと思います。

 

 

多くの夢をありがとうございました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

影響を受けた著名人の訃報に触れる度、少しずつ自分自身の終幕が近づきつつある事を感じる今日この頃。

 

感傷的になっているこんな日は、珠玉のバラードを聴きながら独り静かにすごしたいものです。

 

“Shape of My Heart”
(1993年)
Sting

 

『ナタリー・ポートマン』『ジャン・レノ』『ゲイリー・オールドマン』が出演し、1994年に公開された不朽の名作【レオン】のエンディング挿入歌であり、『スティング』の代表作のひとつです。

 

オヤジK

 

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ちょっとブレイク vol.108 井上陽水

「みなさん おげんきですか」

クレイジーラブ
(1980年)

 

レコード持ってたけれど、百恵ちゃんのラストアルバムに提供してた楽曲のセルフカバーver.とは知らなかったなぁ。(クレジットされてたのかもしれないけど)

 


 

《おまけ》

そういえば昨年11月、音楽活動50周年を祝して【井上陽水トリビュート】CDが発売されましたね。(マッキーも参加してるけど、売ってるかな?)

 

 

リバーサイドホテル
(1988年)

 

 

1988年バブル絶頂期に放映された、田村正和主演のドラマ【ニューヨーク恋物語】主題歌です。

思い起こせば一時期、『岸本加世子』さんにメロメロでした(笑)

 

パシリK

 

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ちょっとブレイク vol.3 【熟年】

 

熟年の定義はよくわからないが、間違いなく僕らは熟年である。

 

熟女・美熟女・美魔女とは言うが、熟男等とは言わない。何故だろう?昭和なら田村正和、平成なら高見沢俊彦とそれなりに艶のあるいい男はいたし、僕らと同級の唐沢寿明やちょっと年下の江口洋介は美熟男に該当すると思うのだが・・・

 

熟した後は腐るだけかもしれない。の一文字がつくかどうかはともかく、できる事なら一日でも長く、熟したままでいたいと願う今日この頃である。

 

巷では、「人生100年時代」というキャッチが定着したようだが、やや恣意的な思惑が見え隠れして、個人的には懐疑的である。

 

だが、今回そのことは置いておきたい。

 

このキャッチを前提に考えると、僕ら55歳(56歳)は、まだ人生の折り返し地点を過ぎたばかりである。

とはいえ、ここ数年あちこちガタがきて滅入ってしまう事が多くなった。視力・筋力・食欲・性欲(滝汗)等、明らかに低下している。

きっと腐る前のサインなのかもしれない。

 

いきなりだが、全国津々浦々チャリ???で走り回っている希代のプレイボーイ日野正平は御年70歳である。我らが永遠のヒーロー永ちゃんも、あの篠原涼子を射止めた市村正親も70歳だ。

きっと彼らもカメラが回っていないところでは、ヨレヨレの時間があるに違いない。仮にそうであっても、彼らのようにカッコよく年齢を重ねられたらと自分を鼓舞している。

 

もともと、涙もろく情けない男なのだが、最近特に涙腺がもろくなったようだ。映画・ドラマ・音楽等に影響され、ボロボロと涙することが多い。

 

映画【ボヘミアンラプソディー】では冒頭から涙があふれ、エンドロールが流れる頃には、もうグシャグシャ。映画を観たいのか、泣きたいから観に行くのか、わからなかったが(滝汗)、なんと8回も足を運んでしまった。

 

 

昨年地上波でオンエアされたドラマ【義母と娘のブルース】でも、エンディングテーマ【アイノカタチ】が流れ出すと、ティッシュペーパーを箱ごと膝に抱えていた。もし妻や子供がいたら恥ずかしくてとても見せられない情けない姿だが、やもめオヤジだから気にしない。

 

 

また【玉置浩二】のコンサートでは、ハンカチで目頭を押さえる女性達に交じって、「雨」「行かないで」「フレンド」を聴きながら、独りうつむいて鼻水をすすっていた。きっと隣に座っていたお姉さま方は気持ち悪かったに違いない。

 

 

私だけかもしれないが、これも熟年なんだからと自分自身を納得させている。

色んな経験を積み重ね、苦難を乗り越えてきた(乗り越えようとしている)からこそ、熟年真っただ中の今がある。

 

【スガシカオ】の「Progress

 

 

あの頃思い描いた理想の自分にはなれなかったけれど、それでも前を向いて歩を進めようという歌詞を噛みしめ、また明日も頑張ってみようと思う。

 

何やらとりとめのない話になってしまった。

10月13日(日)期待と不安を胸に秘め、足を運んでくれる同窓生の笑顔を思い浮かべながら、パシリ担当Kの独り言を〆たい。

 

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