徒然なるままに №311 あの日を忘れない

 

天災や人災等、どんなに備えていても、どんなに用心していても避けられない事はあります。

 

たった今、見送った人とまた笑顔で会える保証はどこにもないのです。

 

そして、別れは必ずやってきます。

 

後悔しない為にも、大切な人・愛しい人へは、いつもちゃんと言葉にしておきたいものです。

 

 

瞳をとじて
(2013年)
絢香

 

 

「あの日を忘れない」というキャッチはあちこちで見聞きしますが、あの震災に限らず、忘れてはいけない、語り継がなかければいけない事は他にもまだたくさんあります。

 

復興の名のもと、10年の月日が流れました。

 

そして今、世界中を襲っているパンデミックは、いままで当たり前だった人との交流や経済活動等を、ことをことごとく止めてしまいました。

 

常識的に考えれば、皆パンデミック以前の生活を取り戻そうとするのですが、そうではなく、大きく変わるチャンスではないでしょうか?

 

科学・経済・政治・環境等複雑に絡み合った問題を、多角的な視点から考えなおす必要があると思うのです。

 

社会の矛盾と歪は、そろそろ限界が近いと思えてなりません。

 

 

“Man In The Mirror”
(1988年)
Michael Jackson

 

オヤジK

 

コメント (0)

徒然なるままに №308 バブル

 

今の金融市場は【コロナ禍バブル】と呼ばれています。

 

ですが、30年ほど前僕らが経験したバブルとは、市中の様相がまるで違います。

 

 

あの頃のバブルと言えば、

 

万札チラつかせてタクシー拾ったり、相手もいないのに一年前からクリスマスのホテルを予約したり。

 

ここ数年は高級日本酒やヴィンテージウィスキーがもてはやされていますが、当時はヘネシーやレミー・マルタン等の高級ブランデーをアイスペールにぶちまけて一気飲みなんて事があちこちで繰り広げられていました。

 

なかでも、ディスコブームは凄かったですね。VIPルームでおふざけに興じたジジイやババァもきっといると思うのですが、どうでしょう?(笑)

 

 

 “You Spin Me Round”
(1984年)
Dead Or Alive

 

 

バブル期に絶大な人気を博した彼等ですが、リーダー兼ヴォーカルの『ピート・バーンズ』は、その後壮絶な人生を送ったようです。

 

幼少期から引きずる顔のコンプレックスから脱する事が出来ず、整形手術を繰り返した末、闘病・破産を経て2016年に57歳の若さで亡くなっています。

 

オヤジK

 

コメント (0)

徒然なるままに №307 ズブズブ

 

件の広報官が既視感タップリの辞任となった騒動ですが、やはり第二幕が待っていました。

 

今のところこの方の論考がかなり真相に切り込んでいると思われます。

山田真貴子事件の元凶は放送衛星を私物化する電波官僚

携帯料金の値下げはNTTの総務省接待で決まったのか

 

 

【ノーパンしゃぶしゃぶ】+【居酒屋タクシー】をはるかにしのぐ【総務省疑惑】。下手すりゃ令和疑獄まっしぐら!

 

【もり・かけ・さくら】は身内・お友達優遇ですが、今回の騒動はこの国の根幹に関わる大問題とも言えるかもしれません。

 

しかしながら懸念されるのは、テレビを筆頭とした大手マスコミにとって、チョーがつくお得意様である電話屋さんが絡んできましたし、自らへのブーメランを恐れて鋭くメスを入れる事に尻込みしているのではないか?という事です。

 

既に事の矮小化へ向け印象操作に必死になっているようにも見えますが、決して東北なんちゃらと長男さまと官僚だけの問題ではないでしょう。

 

(画像は拾い物)

 

もしかすると、当の官僚たちからすれば、形は違えどがやってるのに何か問題でもある?という思いがあったのかもしれませんねww

 

古今東西、政・官・民がズブズブなのは今に始まった事じゃありませんが、その間私たち庶民の生活は【一億総中流】から【格差社会】へと変貌してきました。

 

どなたかがおっしゃっていた『悪夢の民主党(旧)政権』はその通りですが、今や『地獄のJM党政権』ではないかと。

 

異論は排除、全てはイエスマン(ウーマン)・身内・お仲間だけで好きにやっちゃってきたつけですかねぇ。

 

都合の良いように制度やルールを変更し、自在に私人と公人を使い分けたりしてましたしwww

 

(画像は拾い物)

 

総務省出身で、舞台裏を熟知しているであろう立憲・小西さんと首相のやり取りは興味深かったのですが、小西さんがあの程度の切り込みでおさめた事になにか意味があるのでしょうか?

 

また、当初「別人格」として責任回避していた首相が何度も謝罪したということで、官僚サイドの処分はどうなるのでしょう?エリート官僚が皆さん揃って一斉に入院→辞任というわけにもいかないでしょうから。

 

「定義はない」「記憶にない」次はなにがでるかな?

 

たたき上げの苦労人・実務派・パンケーキオジサン等、はりぼてのイメージは今いずこ?

 

このまま表向きは反省したふりをし、尻尾を切りながら、五輪を開催して国民の興味を逸らしたうえで総選挙へと向かいたいところでしょうが、どうなりますやら。

 

下手すれば、耳の聞こえが悪いワクチン担当や、緑のタヌキがドヤ顔で出てきそうで、それはそれで困ったものですし、政権を担当して欲しいという野党がいない悲劇とはまさにこの事です。

 

いずれにせよ、事態はまだまだ収束しそうにありません。

 

 

最後にもうひとつ。

 

前首相は自らの実績?に絡め五輪に関して発言する前に、やらなきゃいけない事があるんじゃないの?いまだ持ち上げて取材し記事にするメディアも大丈夫か?

(画像:時事通信)

 

あんまりなめたまねしてると
なめかえすぞ!

 

なめんなよ
(1981年)
又吉&なめんなよ

 

オヤジK

 

コメント (0)

徒然なるままに №301 リスタート

 

さぁ3月です。

 

ここ福岡では緊急事態宣言が解除されました。

 

昼間はどう見ても宣言下とは思えない緊張感のない光景が目についた日々でしたので、夜間外出自粛宣言で良かったのでは?と思います。

 

 

まぁ、あれやこれやとありますが、気持ちも新たに再スタート。

 

宣言と寒さを理由に怠けていた深夜のウォーキングも再開です。

 

 

夜明けのマイウェイ
(1979年)
パル

 

当時大好きだったお姉さまのひとり『桃井かおり』さん主演ドラマの主題歌です。

 

オヤジK

 

コメント (0)

徒然なるままに №300 言いたい放題

 

“Shout”
(1984年)
全米1位 全英2位
Tears For Fears

 

 

今日はキリ番の更新になります。

 

 

今までもずっとそうでしたが、今日も好き放題書かせていただきます。しかも長くて、くどいです。

 

 

一部の方には不快極まりないであろうオヤジの独り言ですから、興味のない方は最下段の記事だけでもご覧ください。

 

 

日本に限った事ではありませんが、世論の分断とやらが取り沙汰されています。おいしい思いが出来てる人々は支持するでしょうし、そうでない方々は批判をします。

 

 

私は後者ですが、立ち位置によって為政者への評価が割れるのはある意味当然です。

 

 

しかし、無視・嘘・偽り・隠蔽・改竄・詭弁・ゴマカシがあっても甘い蜜さえ手に入れば問題なしとすることは、どうなんでしょう?

 

 

所詮、私を含む多くの人々が自分本位・自分勝手なのでこれも致し方ないのかもしれませんが、このままやり過ごしていいものか甚だ疑問に思うわけです。

 

 

私は社会主義者でも共産主義者でもありませんので、必然的に長年JM党支持でしたが、表に出さずにこそこそと戦前回帰を目論むようでは、さすがにあかんやろと思うのです。

 

 

つくづく一度『谷垣禎一』さんに総理をやってみて欲しかった等と懐古したりもします。

 

 

 

ここ数年『日本人って凄い』という類の番組がやたら目につきます。なんちゃらミクスのおかげで日本は凄いとかも大きく報じられてきました。

 

 

ただコロナ禍に於いて露呈した、ギリギリで生活している人々が大勢いるという事、アジア諸国からの技能実習生とは名ばかりの格安労働力なしでは経済が回ならい事、インバウンド需要無しでは虫の息になってしまう事等、人口減少が続き衰退し続けている国家である事実を真正面から見つめなおす必要があるんじゃないでしょうか?

 

 

そんな状況にも関わらず株価はあのバブル期に迫る勢いで、意味不明な高騰を続けています。(先週末は大きく下落しましたが)

 

 

株価だけなら浮かれていてもいいんですが、余った投機資金が商品市場に流れ込んできたらどうするの?と不安がよぎったりもします。

 

 

先日の福島沖地震直後、原発に異常はないと報道されていました。

 

 

ところが、やれ水位が下がっているだの、タンク位置がずれていただのこっそり発表していましたが、10年前となんら変わっていない状況に辟易とします。

 

 

敵基地攻撃ミサイル等というのは、あの真珠湾攻撃と同じ意味合いって事じゃないでしょうか?

 

 

【外国公船への危害射撃も可能 政府、尖閣対応で法解釈明確化】って、色々とマズいと思いますが。

 

 

お偉い方々は、森さん辞任騒動における問題の本質を理解しているのか甚だ疑問です。

 

 

看板はかわりましたが、所詮『二人(三人)羽織』って事なんでしょう。

 

 

屁理屈になってしまいますが、もともと男女平等って無理があると思っています。女性活躍ってのも少し違うと思うのです。『男女を問わずすべての人が公平に機会を与えられる社会』であればすんなり受け入れられるのですが。

 

 

というか、昨今のジェンダーギャップ議論や対策は、どんどんおかしな方向にむかっているように思えてなりません。

 

 

橋本さんは、過去のナニを取り沙汰されて反省し謝罪しましたが、アレが男女逆だったら間違いなく釈明・謝罪だけでは済まされなかった事だと思うわけです。

 

 

しかも、新たに別事案が文春から報じられ、その証拠が官邸公式動画として残っているというのがこれまた脱糞ものなわけです。

 

 

山下さんは「非公開にしないと本音で話せない」とおっしゃっています。であればカメラ前のあのもっともらしい発言は本音を隠した建前って事でしょうか?

 

 

新たに取り沙汰されている隠蔽疑惑についても、然もありなんということです。

 

 

「橋本会長が生き生きとカッコ良く、会長として輝けるようにお支えすることが、世界に対して女性活躍のアピールになると思っています」と発言したようですが、ジェンダー平等推進チームの小谷さんは何を言っているんでしょう?

 

 

橋本・山下・小谷さんのアスリートとしての実績は揺るぎませんが、一連の言動はどうにも残念でなりません。

 

 

橋本・山下両氏は政治的既定路線を忠実に遂行する事しか眼中にないようにお見受けしますので、ロジカルな論考が出来るであろう山口香氏が前面に出てこられては?いう思いが余計に募ったりするわけです。

 

 

「女性はわきまえないby森」

 

 

「会議に出席させるが発言はさせないby二階」

 

 

「旧姓を保持する事を認める運動には反対しますが、自分は特別なので旧姓で活動しますby丸川」

 

 

個々人の信念は自由だと思うのですが、選択的夫婦別姓に反対するのであれば、男女共同参画担当相・五輪相を受けるべきではなかったと思います。

 

 

ガースーさんは、「今後も女性広報官として期待している」とおっしゃっていましたが、わざわざ女性と言う必要があるのでしょうか?

 

 

 

ちょっと(-。-)y-゜゜゜しましょう

 

 

トシちゃんの還暦を祝って

 

 

NINJIN娘
(1982年)
田原俊彦

 

 

 

国会とは法律・予算が最重要事項だと思うのですが、某国営テレビが度々予算委員会の中継をしない事例が前政権から続いています。

 

 

公共放送を盾に受信料徴収に血眼になるのであれば、責務を果たしていただきたいものです。

 

 

あの広報官ってどうして私だけが頭を下げて謝らなくちゃいけないの(怒)って意識が表情にアリアリと出ていました。こういう人って彼女に限った事ではなく、困った事に私の周りにもいるんです。男女を問わず(笑)

 

 

東北・霞が関・それに内閣で処分のバランスが違いすぎると思うのですが、このまま鎮火するとは思えません。どうなることやら。

 

 

農水省・総務省と続く一連の疑惑を与野党の攻防(政局)として報道するマスコミに、誰か「違うだろーっ!」と突っ込んでくれませんか?

 

 

五輪ボランティア辞退者が1000人超えても支障はないそうです。それは、竹中人材派遣会社を通じて件のアルバイトを募集すればいいからですか?

 

 

森さんや二階さん発言の影響を否定しませんが、多くの国民が賛同していないと思われる五輪に、感染のリスクと炎天下でマスクをして熱中症のリスクを負ってまで無償で奉仕したいという人が、この先どれだけ残るのでしょう。

 

 

3億円を超える費用投下したポンコツアプリもアレですが、73億もかけたコロナ対策五輪アプリって・・・

 

 

ワクチンの有効度はともかく、世界中でブンドリ合戦が繰り広げられているのですから、ここ日本の接種が遅れるのはある意味では致し方ないと思います。

 

 

ですが、そんな中でもイベント開催有りきで突き進むIOC・組織委員会・東京都・政治家って、一般国民の事等眼中に無いのでしょう。

 

 

積極的疫学調査をやめて、濃厚接触者というだけでは検査してもらえなくなっているようですが、政権与党の関係者は党費で検査が受けられるってどういうことなんでしょう?

 

 

いいですよね。なんでも優遇され旨味を享受できる人たちは。特権・癒着・丸投げ・中抜き天国で。

 

 

 

気持ちを鎮めてクールダウン

 

 

 

般若心経 (sakura mix.)
×
高台寺・京都
薬師寺寛邦 キッサコ

 

 

 

僕等より一世代下【就職氷河期世代】と呼ばれる人たちにバトンを渡したらどうだろう?と思う事があります。

 

 

ホリエモンやひろゆき世代とでもいいましょうか。

 

 

彼らに共通するのは、既存の枠組みの中ではうまくフィットしない自分たちの立ち位置を独自路線で切り開いてきた事だと思うのです。

 

 

僕の世代は時代が悪かったぶん、考えることを余儀なくされ、おかげで能力が身についた。byひろゆき

 

 

とかくおふたりの意見は何かと物議を醸しますし、相容れない事も多々あります。

 

 

ですが、現状打破、スクラップ&ビルドを試みるには最適なんじゃないかな?とも思ったりするわけです。

 

 

恐らく政治家やエリート官僚、財界人にもそういう人たちが多く埋もれている気がするのですが、どうなんでしょう。

 

 

個人的に、立憲の小川さんには注目しています。小泉ジュニアは論外です(笑)

 

 

勿論彼等の世代全てが独創的とは思いませんし、既に既得権益にまみれている人も多いでしょうから、全推しではありません。

 

 

 

兎にも角にも、性差や世代、出自等の垣根を超えて、ガラガラポンでもしなきゃマズいよなぁと思う今日この頃です。

 

 

色々吐き出したせいで

 

 

「無性に腹が減った(by井之頭五郎)」

 

 

【23時の佐賀飯アニメ】

 

 

やっぱりうまいものたらふく食って、気の合う友と共に残りの人生を笑って楽しく生きていきたいです!ハイ

 

オヤジK

 

コメント (2)

徒然なるままに №297 ずっと

 

昨年は【コロナ離婚】なるものが取り沙汰されました。

 

数十年前と今では離婚率がおよそ3倍になっているそうです。

 

今ではバツイチ等という言葉になんの違和感も無くなってしまいました。

 

こうなった理由・原因・背景はそれこそ色々あるでしょう。

 

パートナーの過ちを許せない人は多いと思いますが、人を愛するという事はそれだけで崩壊するものでもないと思うんですがどうなんでしょうね。

 

高校時代、友人が教えてくれた思い出深い、どストレートなラヴソングです。

 

意味を分かって薦めてくれたんだろうか???

 

“Keep On Loving You”
(1981年)
REO Speedwagon

 

♪君を永遠に愛している
そして永遠に愛し続けたい
僕は君を愛し続けたいだけだから

 

苦節10年で初めての大ヒット、そして全米1位に輝いた曲です。

 

一途なラヴソングとして有名ですが、リードボーカルの『ケヴィン・クローニン』が結婚前のパートナーの過ちを知った後に書いた曲です。
彼は、自身の作品の中で「最も痛みのある歌」だと言っています。

 

そして、彼は言葉通りに約束を守っています。

 

そして、この曲を収録したアルバムは彼らの9枚目の作品になりますが、1000万枚を超える売り上げを記録し奇跡のモンスターアルバムになっています。

 

オヤジK

 

コメント (0)

徒然なるままに №296 〇〇世代

 

東大安田講堂事件の記憶はありませんが、浅間山荘事件の鉄球や放水は、はっきり覚えています。

 

10歳になるまで住んでいた家の前には、佐賀大学農学部の水田やヤギ小屋、そしてグラウンドがありましたし、小学校へは大学の構内を縦断して通学していました。

 

その為、下火になりかけていた学生運動のデモ隊やゲバ字のプラカード・立て看板の記憶が微かに残っています。

 

小椋さんは【全共闘世代】ですが、この曲には当時盛んだった学生運動が背景にあるという事を後に知りました。

 

当然お子ちゃまだった私は、そんな事等全く理解することなく口ずさんでましたね。

 

因みに僕等は、【しらけ世代】にカテゴライズされていたんだっけ?

 

 

さらば青春
(1971年)
小椋佳

 

NHK みんなのうた 田中健ヴァージョン(1975年)

 

オヤジK

 

コメント (0)

徒然なるままに №295 周回遅れの異端だけど

 

こんな記事を目にしました。

 

「Twitterのツイートのうち9割を1割のユーザーが発信。全インターネットだと 一般ユーザーでblogやSNSでなんらかの情報発信をしている人は1%。ということは、年がら年中情報発信している人は 平均的地球人として異常

 

困りました。どうやら私は異常なオヤジみたいです(汗)

 

2ペダルは当たり前、EVが俄然注目を浴びだしているこのご時世において、13年振りに3ペダルMT&ガソリン車への乗り換えを考えたり、未だガラケー(正確にはガラフォ)を使っている私は多数派とはいえませんが、異常とまではいえないと思うのです(笑)

 

確かに時流にはのっていませんし、世の中斜めから見て多くの賛同を得られない意見を持っていますので、敢えて言うなら異常ではなく異端でしょうか。

 

でも、そんな異端な私を「お前さぁ~」と半ば呆れつつも、拒絶せず受け入れてくれる友には、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

“You’re My Best Friend”
(1976年)
Queen

 

 

MTへの乗り換えを検討している理由は、ボケ防止に有効かな?と思った次第で(汗)

 

オヤジK

 

コメント (2)

徒然なるままに №293 ズレてる

 

G7「五輪開催決意を支持」

 

菅「G7全首脳の支持を得た」

 

決意を支持しただけであって、日本が頑張ると言っているんだから、「頑張ってくださいね!」程度の外交辞令では?

 

 

“London Calling”
(1979年)
The Clash

 

決意はいいんだけど、ちゃんとプランBは用意してるの?

 

等と相変わらず愚痴ってますが、皆さまに私見を押し付けてるわけではございません。

 

あくまで、オヤジの小言です。ハイ

 

オヤジK

 

コメント (0)

徒然なるままに №292 鋭いご意見かと

 

日経新聞に掲載された安田秀一氏のコラムです。

長文ですが、是非ご一読ください。

 

森氏辞任に考える 日本社会に残る無意味な風習

 

 

 

今夏に迫った東京五輪・パラリンピック。その組織委員会の会長辞任劇は国内だけでなく世界からも注目されました。

 

低迷する開催機運のさらなる逆風にもなっています。

 

この騒動にスポーツアパレルを扱うドームで社長を務める安田秀一氏は大会組織委の問題から、日本社会に残る無意味な風習にまで考察を広げています。

◇   ◇   ◇

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任しました。

 

森氏の女性蔑視発言についてはすでに散々批判されており、ここで取り上げるつもりはありません。

僕がむしろ考えこんでしまったのは、森氏を擁護する意見として、その「功績」がまことしやかに語られてしまうことです。

 

具体的にどんな功績があったというのでしょう。国際オリンピック委員会(IOC)と太いパイプを築いた?

 

国内企業から五輪史上最高額の協賛金を集めた?

 

それらは森氏でなければできなかったことでしょうか。

 

文句が言いたいのではなく、誰の何と比べての功績なのか。

 

僕には、同じポジションにいれば、彼を凌駕(りょうが)するような圧倒的な仕事ができた人材は国内外にいくらでもいると思ってしまいます。

 

日本代表チームの監督ですら、外国人がやる時代です。日本人にこだわる必要も限りなく少ないと思います。

 

 

過去の五輪のどの都市と比べて、そしてどの大会組織委員会会長と比べて、具体的にどのくらいの功績があったのか。

 

もっとも大きなステークホルダー(利害関係者)である都民にどんなメリットとデメリットをもたらしたのか。

 

そんな検証もせずに「あなたたちはわかってはいないと思いますが」「この人脈と調整力は」などいう政治通のポジショントークとして功績を語られても、違和感しか覚えません。

 

よく言われる「コロナに打ち勝った証しとしての五輪」にも同じような感覚を覚えます。

 

「コロナに打ち勝った証し」と聞けば美しく勇ましいとは思いますが、それはいったいどういう状態なのか。

 

世界で患者がここまで減ったらとか、ワクチンの接種がどこまで進んだらとか、具体的な判断基準は何も示されていません。

 

フワリとした雰囲気だけで物事を流そうとしてしまうのは、近年の日本社会の大きな課題だと感じています。

 

一連の騒動を見ながら、僕は37年前の五輪とそれを取り仕切った人物のことを考えていました。

 

五輪の歴史に関心があれば、1984年ロサンゼルス五輪の組織委員長を務めたピーター・ユベロス氏の名前は聞いたことがあるでしょう。

 

彼は五輪に商業主義を導入した存在として知られています。

 

でも、彼がどんな経歴を持ち、どんな経緯で五輪と関わるようになり、具体的に五輪、スポーツをどう変えたのかまで知っている人は少ないと思います。

 

結論から言うと、ユベロス氏は「税金を一銭も使うことなくロス五輪を黒字化させた」という実績を持っています。これが本来、語られるべき功績の具体的な定量性であると思っています。

 

すなわち、他の五輪の定量的な指標と比較して、功績を評価すべきでしょう。

 

米ロサンゼルス市が招致した際、当時の五輪は経費が膨れ上がって瀕死(ひんし)の状態でした。

 

84年大会招致に立候補したのはロサンゼルス市のみ。

 

しかもロサンゼルス市は財務保証はしない、赤字の補填も責任も負わないという条件でした。

 

もし84年大会が失敗していれば、五輪の歴史は終わっていたはずです。

 

では、当時の五輪組織委員会であった南カリフォルニア・オリンピック委員会(SCCOG)と、ユベロス氏の具体的な足跡をみてみましょう。

1984年ロス五輪は公的資金を使わなかった

 

ロス五輪はすべて民間資金で賄うとして、SCCOGは民間企業として大会組織委員会を設立、そのリーダーを「公募」しました。

 

条件は①40歳から55歳②南カリフォルニア在住③起業経験者④スポーツ好き⑤経済的に独立⑥国際情勢に精通――。約600人の候補者から選ばれたのが、当時42歳のユベロス氏でした。

ロス五輪の成功はスポーツビジネスを変えた(1984年、開会式で入場行進する日本選手団)=共同

 

 

ユベロス氏は旅行会社を起業して成功した実績はありましたが、IOCやスポーツ界に人脈はありません。

 

後に彼を取材した日本の記者にこう語っています。

 

「小さなオフィスを借り、段ボール1箱のファイルと20人のボランティア、100ドルで開いた銀行口座。それがすべての始まりだった」

 

IOCはすでに74年に五輪憲章からアマチュア規定を撤廃していましたが、アマチュアリズムの考え方は組織内に根強く残っていました。

 

彼は五輪にビジネスを導入することに反対するIOCと闘い、1業種1社に独占的な権利を与えるスポンサー協賛金制度を導入し、テレビ放映権も米ABCに独占契約で販売。こうした手法で五輪を「稼げる大会」に変えました。

 

ロス五輪は商業主義ばかりが強調されますが、同時に徹底的な経費削減にも取り組んだことはもっと重要です。競技会場は既存施設を活用して新設は必要なものだけに絞り、選手村は大学の学生寮を活用しました。そして公的資金を一銭も使わない五輪を実現し、2億1500万ドルの黒字を出したのです。息も絶え絶えだった五輪において、まさに「ゲームチェンジ」を行ったのです。

 

こうしてユベロス氏は五輪の救世主となりました。その手法はその後、IOCが積極的に取り入れ、五輪だけでなくスポーツ界全体に広がり、スポーツビジネス全体を急成長させました。これこそ功績と呼ぶべきものでしょう。彼は五輪やスポーツの未来を輝かせる新たなアイデアを考案し、具現化したのです。ユベロス氏は学生時代、水球選手として五輪の代表候補になりましたが、出場はしていません。スポーツ界とは無縁の業界にいたので、IOCはもちろん、国内のスポーツ団体にも行政にもなんらコネもなく、それこそ知恵を絞り、徒手空拳で保守的なIOCを説得していったのです。つまり、五輪が巨大な商業イベントである以上、評価されるべきは能力であり、政治力ではありません。

 

後の五輪は、商業主義は引き継ぎましたが、経費削減の努力は怠り、再び莫大な経費が開催都市を苦しめています。デジタルなど新たな技術の登場で、従来のビジネスモデルからの転換も迫られています。五輪が再びピンチに陥り、変革が避けられなくなったときに、東京が五輪を開催することになりました。ユベロス氏のように、次の未来を築く革新的な五輪のあり方を提示することに取り組むべきだったように思います。

 

ところが、ボタンの一つ目から掛け違えてしまいました。実際の執行機関である組織委のトップに据えたのは、昭和の臭いがプンプンする、旧来の利益誘導型の政治家でした。人脈やコネ、貸し借りなどを使った根回しによって物事を関係者だけで決定し、利益は限られた狭いサークルに分配していく。村社会感が全開の過去のやり方をなぞっただけに感じました。そもそも、どのようにこの人事が決定したのか、その経緯も密室そのものです。かくして、五輪は「復興五輪」などとは名ばかりの利害関係者だけの関心事となり、大会が終われば赤字を垂れ流すだけの無計画な施設が次々造られ、開催に関わる経費は莫大な金額に膨れ上がりました。

スポーツの現場で見た不思議な光景

 

森氏の功績を評価する意見は、僕には体罰教師への批判に対して「彼はそれでも教育熱心だから」と言って擁護しているのと同じように聞こえます。僕もスポーツの現場で何度となく森氏と遭遇したことがあります。いつでも十数人規模の人に取り巻かれて、登場するとその場にいた人々が一斉に引き下がり、ひたすら首(こうべ)を垂れて迎えるという「大名行列」のような光景です。

 

一番印象的だったのは、プロ化を果たしたバスケットボール男子Bリーグの開幕戦です。当時、僕の経営する会社が男子バスケ日本代表のスポンサーや、Bリーグチームのスポンサーをいくつかやっていたことから、客観的に見たら僕はかなりのVIPという存在でした。でも、僕にあてがわれた席は後方気味のコーナーで、試合の展開が見えづらいごく普通のシートでした。

特等席に座っていたのは政治家がほとんどだったという(2016年9月、Bリーグの開幕戦)

 

でも、会場の客席の特等席には赤絨毯(じゅうたん)が敷かれていて、その上には豪華な椅子が並べられていました。ここからは想像の通りですが、この赤絨毯に座っていたのは、それこそ年配の男性ばかり、政治家がほとんどでした。そして、その一番格式の高そうなシートに向かって、森氏が例のごとくに登場して、今度は周囲を囲んでいた赤絨毯の人々が一斉に立ち上がって、ひとつの方角に向けて深々とおじきをしてお出迎えをしていました。なにか悪いコメディーを見ているような気分にすら思いました。「この人たちの給料は僕らが払ってきた税金なんだけどな」と心の中で叫ぶのが精いっぱいでした。

 

僕の扱いに文句があるわけではありません。でも、同じような「記念試合」に米国でも何度か招待されているのですが、政治家よりもスポンサーの扱いが低いということはあり得ません。こんなことをあえて記述する必要があるのかと馬鹿らしく思えるくらいの常識です。政治家は税金を配分するのが仕事ですので、どこかで「俺が持ってきたお金」という勘違いをしてしまうのだと思います。そしてスポーツ団体側も補助金を配分してくれる政治家におもねるようになり、大小さまざまな利権が生まれてしまうのです。

 

日本オリンピック委員会(JOC)関連の会議に参加している若い関係者からよく愚痴を聞きました。

 

「安田さん、こんなに日本の財政がピンチなのに、いまだに『東京五輪に向けて予算を獲得しよう! えいえいおー!』ですよ。結局、スポーツ業界ではお金を稼ぐ人材じゃなくて、税金をたくさん使う人が偉いんです。これじゃ世界に勝てるはずがないです」

 

日本にとっての東京五輪・パラリンピックは本来、人口が減少して縮小化する時代に向けて、効率的で無駄のない最適化した社会やシステムを構築する契機にすべきものでした。それを世界に向けてアピールする絶好のチャンスでもあったと思っています。

 

スポーツ業界に身を置く僕が、なにか批判的なコメントをすることに、なぜかある種の恐怖を感じてしまいます。日本は憲法の下、法の下の平等が大原則の立憲国家です。そこには当然ながら男女差別も、年齢による上下関係もあってはなりません。大名行列は江戸時代の遺品であって、時代劇の中だけで十分です。

 

そんな意味でも、今回の騒動は今夏の開催の是非を論じるにとどまらず、最初のボタンの掛け違いから全体を検証し直す絶好の機会だとも思っています。それは、東京五輪の問題にとどまらず、日本における憲法と伝統文化や価値観とのギャップを検証し直す機会にもつながると感じています。

 

五輪やスポーツを超え、これからの日本が再び輝くには、どんなリーダーを選び、どんな社会を築いていくべきなのか。男だから、女だから、年下のくせに……なんていう無意味な風習や価値観が廃れていき、自由闊達な議論が盛り上がる風通しのよい社会へ。前回のコラムでも記したスポーツがけん引する「フラットな社会」の実現が、思ったより早く訪れそうで、なんとなくワクワクしてしまいます。

 

パリ五輪で、などと悠長なことをいわず、東京五輪がそんな「フラットな社会」、つまりダイバーシティー(多様性)など真の社会変革のきっかけになったとしたら、それこそが一番のレガシー(遺産)といえるのではないでしょうか。

安田秀一

1969年東京都生まれ。92年法政大文学部卒、三菱商事に入社。96年同社を退社し、ドーム創業。現在は同社代表取締役。アメリカンフットボールは法政二高時代から始め、キャプテンとして同校を全国ベスト8に導く。大学ではアメフト部主将として常勝の日大に勝利し、大学全日本選抜チームの主将に就く。2016年から18年春まで法政大アメフト部の監督(後に総監督)として同部の改革を指揮した。18年春までスポーツ庁の「日本版NCAA創設に向けた学産官連携協議会」の委員を務めたほか、筑波大の客員教授として同大の運動部改革にも携わる。

 

 

記事内容の是非を含め、皆さんどう感じられましたか?

 

大きな声や周囲の空気に惑わされることなく、考え意見を述べる事はとても重要なのではないでしょうか。

 

オヤジK

 

コメント (0)