徒然なるままに №540 知床沖海難事故

 

かくも痛ましい海難事故の発生から1週間。

 

いまだ多くの行方不明者がいる中、敢えてつぶやきを避けてきましたが、一度少しばかり触れておこうと思います。

 

 

まず、件の社長を擁護するわけではありませんし、起こるべくして起こったともいえる事故でしょう。

 

 

ただ、現下の袋叩き状態を見るに、悲惨な事故を起こしてしまったばかりに、腐るほどあるであろうブラック企業への怨嗟を一手に引き受けてしまった感は否めません。

 

 

また、一連の経緯に関して、不自然・不可解な点も多々あり、地元自治体や所管官庁等行政の対応、及びマスコミ報道については、表に出せない闇を感じさせるものになっています。

 

 

そして、いつもどこかで囁かれ、国民のだれもが目指していたであろう【改革】という名の、成れの果てでは?とも思う訳です。

 

 

一部で取りざたされている怪しげな著名コンサルタントの洗脳指導ともとれる手法も、今更感がいっぱいですし、つけはいつかどこかで払わざるを得ないなぁと。

 

 

それらが、どう顕在化するかはその時々の状況によるわけで、そこらじゅうにリスクが潜んでいる事を改めて思い知らされたわけです。

 

 

何れにしましても、この国に巣食う様々な病は、ここで一度じっくり解決策を考え、治癒していかなければいけないときにきているのではないでしょうか。

 

 

今後、関連業界や団体に対し、お決まりの規制や監視の強化へと進むのでしょうが、決してそれだけでは解決する問題ではないでしょう。

 

 

 

最後に、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、行方不明の方々が一刻も早く救助されることを心から願っております。

 

 

 


詩・曲:中島みゆき
(1981年)
坂本冬美

 

オヤジK

 

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