『新しい生活様式』とか『ニューノーマル』
最近は余り聴かれなくなりましたが、つい先日まで多くのメディアが取り上げ話題になっていました。
コロナ後の世界、変革の時代といった話です。
論じられていた内容については概ね賛同できるものも多かったのですが、それが現実的かどうかは、また違う話だろうと思います。
少なくとも僕等が生きている間は。
ネットの世界だけで何でも済ませられるかと言えば、それは否でしょう。
まず何よりデジタルではない人との関わり、そして信頼関係の構築が最も重要だというのは、昔も今もそしてこの先しばらくは同じだと思います。
以前、ある著名な実業家が「世界はコロナで変わったんじゃない。うわべだけのものが全部バレ、本質的なものが要求されるようになった」とおっしゃいました。
本質とは何か、どうやってアプローチするのか、それは対人関係(非デジタル)の積み上げにより育てられていくものだと考えます。
ここ数年デジタル世界の進歩は凄まじいものがあり、それ故、デジタル無敵(アナログ不要論)が台頭し、何でもできると思われがちですが、これにはとても危険で大きな落とし穴が待っていると思います。
デジタル(ネット)は非常に便利ですが、どんなに囲い込みをしても関係は希薄でしょう。絶対的な人間関係はそんな生半可なものでは生まれないと思います。
しかもネットの世界はまだまだ脆弱すぎます。なりすましやハッキングなど問題は山積しています。
今の為政者はデジタル推進を声高にアピールしていますが、既得権益と縦割り行政のスクラップなしでは絵に描いた餅でしょうし、表に出せない魂胆が透けて見えます。
いずれにしても『信頼関係とは、ひとつずつこつこつと築くもの』
これはこの先もずっと(少なくとも後数十年は)変わらないものだと思います。
これって、昭和オヤジの戯言でしょうか?
“Say Goodbye To Hollywood”
(1976年)
Billy Joel
オヤジK
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